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はじめに
当ウェブサイト「鳥いま覚え書き」では、個人創作による小説やエッセイなどを掲載しています。
人間の内面世界を主題とした「小説 NOVEL」は、主人公たちの孤独や自己存在への疑念を注視するなかで執筆をはじめました。
筆者自身の日常を見つめる為に書き留めた「エッセイ ESSAY」や、さらに些細な日々の備忘録としての「覚え書き NOTE」も掲載しています。
最新投稿


守護霊(祖父の記憶)
昭和二年に生まれた亡き祖父は、群馬県の山あいにある小さな木工所の社長だった。太平洋戦争の最中に貧しい片親で育ち、早くから自立を求められたため、手先の器用さを買われ少年期から軍事工場の工員として出入りしていたらしい。
3 日前読了時間: 4分


書くための素描(モネとブーダン)
美術史の起点をなぞるたびに、私はそれを遠い十九世紀の画家たちの話としてだけでは受け取れないし、むしろ、今もなお、この指先から何かを書こうとする無名の人間(私自身)のそばにも、静かに寄り添っている話のように感じている。
5月28日読了時間: 24分


青白い残響(James Blake)
日記を捲りながら当時を振り返っていたからだろうか。今週は2011年のことを思い出してばかりいる。日本が悲しみに暮れていたあの年、僕は一年を通してJames Blakeの音楽をよく聴いていた。
2021年3月11日読了時間: 5分


守護霊(祖父の記憶)
昭和二年に生まれた亡き祖父は、群馬県の山あいにある小さな木工所の社長だった。太平洋戦争の最中に貧しい片親で育ち、早くから自立を求められたため、手先の器用さを買われ少年期から軍事工場の工員として出入りしていたらしい。
3 日前
書くための素描(モネとブーダン)
美術史の起点をなぞるたびに、私はそれを遠い十九世紀の画家たちの話としてだけでは受け取れないし、むしろ、今もなお、この指先から何かを書こうとする無名の人間(私自身)のそばにも、静かに寄り添っている話のように感じている。
5月28日
青白い残響(James Blake)
日記を捲りながら当時を振り返っていたからだろうか。今週は2011年のことを思い出してばかりいる。日本が悲しみに暮れていたあの年、僕は一年を通してJames Blakeの音楽をよく聴いていた。
2021年3月11日
君の代わりにはなれない
今日僕は、この世の中は僕の知る手触りよりもずっと複雑で歪で不条理だということ知った。僕の大切な人たちは、僕が知らないところで、僕が知っていたことよりもずっと、多くの苦しみを抱えていた。それを今日知った。『無敵のヒーロー』は現実にいないから、仮面ライダーやウルトラマンは存在するのだろうか。
2013年12月18日
ひよこと夜のプラネタリウム
「プラネタリウムには、行ったことあるかい?」 夜にたゆたう夢々は、まあ、プラネタリウムのようなものだ。 ドーム型をした劇場のようなスペースには円形状に座席が配置されていて、大概の場合その座席は、大して高級な座り心地ではないだろう。けれど僕は努めてゆったりと腰掛けるようにしてるよ。心をゆったりさせるように、”つ・と・め・て” ゆったりと座るようにするんだ。できればバッグは持っていないほうがいい。財布や文庫本は上着のポケットか何かに入れるようにして、バッグなんかは家に置いてくるのが一番だ。もしも持ってきてしまったお嬢さんがいれば、自分の座席の足元に入れるように教えてあげる。お尻の後ろに入れるのは禁物だから必ず足元にね。その理由は”音” 、そう、もちろん音だ。もしもお尻の後ろにバッグを置いてご覧なさい。あなたが体勢をなおす度にバッグの中の持ち物が擦れ合う音が鳴ってしまう。プラネタリウムは巨大なスピーカーがあるけれど、問題はそういうことじゃないんだ。あなたが演劇をみている時、映画館にいるとき、轟音の電車内にいるとき、周囲の物音に気がついたことが一度た
2011年9月7日
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